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技術の発展により普及したプラスチック製品はその便利さの反面、ポイ捨てや不適切な処理をされることで川や海に流れ込んでしまうと、海洋汚染につながります。特に、マイクロプラスチックと呼ばれる微細なプラスチックは、一度流出すると回収が困難です。
水中の生き物がプラスチックを飲み込んでしまうと、それが原因で死んでしまったり、食物連鎖によって最終的に人間の体内に蓄積されたりします。
推計によると、世界全体で毎年約800万トンものプラスチックごみが海洋へと流出しており、2050年には海洋における魚の総重量よりもプラスチックごみの総重量の方が上回ってしまうという予想がされています(参考:プラスチックを取り巻く国内外の状況(環境省ホームページ) [PDFファイル/2.27MB])。
海洋プラスチック問題は、内陸に住んでいると関係がないように思えるかもしれませんが、海に流れ込んでいるプラスチックのうち7、8割は街から河川を通じて流れ込んでいると言われています。
プラスチックは私たちの身の回りに多く存在し、必要不可欠なものとなっていますが、少し意識するだけで無駄なプラスチック製品を減らすことができます。
買い物に行くときはもちろん、常時エコバックを携帯しておくことで、ちょっとした買い物のときでもレジ袋を買う必要がなくなります。レジ袋1枚あたりは少額でも、積み重ねると家計の負担にもなります。
マイボトルを使用することで、ごみになるペットボトルの量を減らすことができます。また、ペットボトルに入っている飲料を購入するよりもお金を節約することができます。
マイボトルを持参すると飲料を購入する際に割引サービスを受けられたり、無料で給水したりできる飲食店があります。
安価で入手できるため、捨てた後にまた必要になったら買えばよいと考えてしまいがちですが、ごみが増える原因になります。
新しい製品を購入するときは本当に必要なのか、長く使えるかを検討しましょう。
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