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生ごみを自家製肥料に!ダンボールコンポストを始めてみませんか?

記事ID:0008358 更新日:2024年8月1日更新 印刷ページ表示

 ダンボールコンポスト

 どうしても出てくる野菜くずや食べ残しなどの生ごみ。これをただ捨てるだけじゃもったいない!

 ダンボールと微生物の力を借りれば、栄養満点の自家製肥料に変えることができます。

ダンボールコンポストとは

 自宅で簡単にできる「生ごみ処理機」のことです。

 家庭からどうしても出てしまう生ごみを基材の入れたダンボール箱に投入し混ぜるだけで、家庭菜園などで使える肥料を作ることができます。

 ごみが減りごみ袋が節約されるだけでなく、堆肥に利用することで資源の有効活用につながるなど、環境にも家計にも優しい取り組みです。

なぜダンボールを使うの?

 生ごみは水気が多いため、続けていると基材に水分が溜まり、微生物の分解を阻害してしまいます。

 そこで通気性がよく、水分を吸収するダンボールは、初めてコンポストを始めるのに最適な容器です。また、ダンボールは簡単に手に入る点もメリットです。

ダンボールコンポストを始めてみよう!

準備するもの

 
   ダンボール箱 底に敷くダンボール板 ピートモス 9リットル (基材) 
ダンボール 底じき ピートモス
 くん炭 6リットル(基材) ダンボール箱を置く台
(ブロックや角材など)
Tシャツなどの布
     くん炭       ダンボールしく角材      ティーシャツなど
 
   スコップ        温度計

スコップ

 

温度計

作り方

 
1 虫の侵入を防ぐため、ダンボール箱のすき間をガムテープで塞ぐ。 ガムテープだ塞ぐ
2 底が抜けないように、箱の底に別のダンボール板を敷き、二重にして補強する。 底にダンボールを敷く
3 ピートモス9リットルとくん炭6リットルを箱の中に入れて、よく混ぜる。
※ピートモスとくん炭の割合は3対2がベスト!
ピートモスと炭を入れる
4

風通しがよく、雨がかからない場所で、ブロックなどの台の上に載せて置く。

※ダンボールは水を含むと崩れる原因になるので、湿気がこもらないようにするのがポイント!

風で飛ばない様にする

使い方

 
1

水を切った生ごみを入れる。

1日の投入量※は300グラム程度にする。

※生ごみを切るなど、小さくすると分解が早くなる。

水を切って生ごみを入れる
2 空気が中に入るように、スコップでよくかき混ぜる。 空気が入るようよくかき混ぜる
3

スコップと温度計を中に入れたまま、布で上から蓋をする。 

※外に出していると虫に卵を産み付けられることがあります。

スコップと温度計をいれたまま、布で上から蓋をする
4

温度や水気に気を付けてながら、1から3を3カ月程度繰り返す。

※開始から2週間ごろ経って、温度が20度から60度に上がれば、分解が始まった合図です。

​※分解が進まないときは、油や米ぬかを入れると、微生物が活発になって改善します。

温度、水気に気を付けながら1から3ヵ月繰り返す
5

土の色が黒くなってきたら、生ごみの投入を止めて2、3日置きにかき混ぜ、1カ月かけて熟成させる。

 

肥料の出来上がり
6

水気がなくなり、サラサラになったら肥料の出来上がり。

できた肥料は濃度が高いため、3倍の土と混ぜて使う!

肥料

ダンボールコンポストの講座も開催しています

                                    ダンボールコンポスト講座の様子

 

 市では、年に数回、初めてダンボールコンポストにチャレンジする人を対象に、作り方や使い方の講座を開催しています。

 ホームページや動画だけでは実際に取り組んでいる様子がわからない!、始めたいけど不安!という人はぜひご参加ください。長年取り組んでいる講師がわかりやすく、疑問や不安にお答えします。

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