本文
「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことをいいます。
国によると日本では1年間で約523万トン(令和3年度推計値)の食べ物が捨てられています。
まだ食べられる物を捨てることは、とてももったいないことです。
毎年10月は食品ロス削減月間として「食品ロスの削減の推進に関する法律」にて規定されています。
(出典:農林水産省ホームページ)
家庭で発生する食品ロスは、大きく3つに分けられます。
その1.買い物のとき
その2.調理のとき
消費者庁 料理レシピサイト「クックパッド」の「消費者庁のキッチン」<外部リンク>
その3.食事のとき
すべての加工食品には、期限の表示がされています。消費者庁が実施した調査では、日常生活でもったいないと感じた場面の第1位が期限切れにより廃棄したときであるとの結果が出ています。
袋や容器を開けないままで、書かれた方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。品質を保証できる期間の7から8割で設定されている。
例 スナック菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など
※消費期限に比べ、傷みにくい食品に表示されています。
袋や容器を開けないままで、書かれた方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。
例 お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど
※傷みやすい食品に表示されています。
「てまえどり」とは、買ってすぐに食べられる場合に、商品棚の手前に陳列されている商品や値引き商品など、期限が短い商品を選んで買うことです。コンビニエンスストアなどで取り組まれています。
宴会やパーティーで料理を残してしまったことはありませんか。初めの30分はできたての料理を楽しみ、終わりの10分は料理を食べきる時間にあてましょう。食べきれる量を注文することも大切です。
家庭から発生する食品ロスを減らすためには、食べ残しや消費期限切れなどで捨ててしまう食品を毎日記録することで、食品ロスの「見える化」を図り、食品ロスの削減に取り組むものです。
環境省が作成した「7日でチャレンジ!食品ロスダイアリー」は、7日間記録することで、食品ロスの量だけではなく、排出するCO2の量や、家計の損失額などをワーク形式で学ぶことができるものです。また、捨ててしまった食品のおおまかな金額も計算できます。
食品ロスダイアリーを使って家庭の食品ロスを見つけましょう。
7日でチャレンジ!食品ロスダイアリー <外部リンク>
国の各省庁ホームページにてダウンロードできます。店舗や事業所内に設置することで、消費者だけでなく従業員も意識づけができます。啓発のため、ぜひ活用してください。
(農林水産省ホームページ)
・「てまえどり」の啓発資材<外部リンク>
・食品ロス削減呼びかけの小売店頭用啓発資材<外部リンク>
(環境省ホームページ)
「すぐたべくん」「食品ロス削減普及啓発用パネル」等<外部リンク>
〈啓発用品の一例〉
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)