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子どものオンラインゲーム 無断課金につながる場面に注意

記事ID:0044485 更新日:2025年8月1日更新 印刷ページ表示

 消費生活センターには子どもが無断でオンラインゲームに課金してしまったという相談が多く寄せられています。契約当事者が小学生・中学生・高校生のオンラインゲームに関する2022年度の相談件数は4,024件で、契約購入金額の平均は約33万円と高額です。

 特に、スマートフォンやタブレット端末での小学生・中学生の無断課金の相談が目立ちます。

相談事例

●母親のスマホを母親のアカウントにログインした状態で小学生の娘に貸したところ、娘がアカウントのパスワードを変更して登録されたクレジットカードでゲーム課金してしまった。

●日ごろから、小学生の息子に母親の古いスマホを自宅のWi-Fiにつなげて使用させていた。課金には母親の指紋認証が必要な設定にしていたが、母親のアカウントにログインした状態であったため息子が自分の指紋を追加登録して約5万円ゲーム課金してしまった。

●母親名義で契約し中学生の息子を利用者登録したスマホを息子に使用させていたところ、5カ月の間にキャリア決済で約5万円ゲーム課金してしまった。キャリア決済の上限額を引き下げることができるとは知らなかった。

●中学生の息子が、息子のスマホで1年前から総額約55万円をゲームに課金していた。数年前に母親がゲーム課金以外の目的で息子のスマホにクレジットカード番号を入力したことがあったが、そのクレジットカード番号で息子はゲーム課金をしたようだ。

子どもの無断課金が生じやすい3場面

1 保護者のスマートフォンやタブレット端末を、保護者のアカウント(AppleやGoogleのアカウント)にログインした状態で子どもに渡す

2 保護者の古いスマートフォンやタブレット端末を、自宅のWi-Fiにつなげて遊ばせるため、保護者のアカウントにログインした状態で子どもに渡す

3 子ども専用のスマートフォンやタブレット端末を契約し、「ペアレンタルコントロール」機能を設定しないまま、子どもに渡す

アドバイス

○ オンラインゲームでの課金は、通常、スマホなどのアカウントを通じて行われます。保護者のスマホなどで遊ばせる場合は、保護者のアカウントをログオフしてから、子どもに渡しましょう。

○ 保護者の古いスマホや子ども専用のスマホなどで遊ばせる場合は、子ども専用のアカウントを作成しましょう。さらに、ペアレンタルコントロール機能を利用しましょう。この機能でアプリのダウンロードや課金を承認制に設定できます。

○ アカウント決済とキャリア決済のそれぞれに、決済時の承認(パスワード、指紋認証、顔認証など)を設定しましょう。

○ クレジットカードは子どもの手が届かない場所で保し、子どもが利用するスマホ等にクレジットカード情報を入力した場合は忘れずに削除しましょう。キャリア決済の上限額は変更が可能なため、必要に応じ上限額を低くしましょう。

○ 日頃から、アプリストア運営事業者の決済完了メールや、クレジットカードや携帯電話料金の明細を確認しましょう。

○ 子どもと一緒に、無料で遊べる範囲を確認したり、ゲーム課金についてルールを決めたりすることも大切です。

詳しくはこちらをご覧ください

国民生活センターの報道発表資料

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