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油等の流出事故の防止について

記事ID:0003228 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示

 油等の流出事故は、河川や土壌を汚染し、生活環境や生きものに影響を与えるおそれがあります。流出した油類や廃液の除去および処理は大変困難で、多くの労力と時間と費用が必要となります。
 事故の処理に要した費用は、故意・過失を問わずすべて原因者による負担となり、さらに農業や漁業などへの被害があった場合の補償を求められることもあります。
 このような事態を防ぐためにも、日頃から施設の点検や管理を徹底し、事故の未然防止に努めてください。

ドラム缶からの油漏れイラスト

家庭で注意すること

  • 屋外で灯油を給油するときは、目を離さず、容器から溢れないようにしましょう。
  • タンクに亀裂や破損がないか点検しましょう。
  • 不要になった油や農薬、洗剤などを、用水路や側溝に流すことなく適切に処分しましょう。

工場・事業場で注意すること

  • 油類や化学薬品などをタンクに補給するときは、目を離さず、こぼさないようにしましょう。
  • タンクは、安定した場所に設置し、転倒防止を行いましょう。
  • タンクや配管に腐食や亀裂などがないか、量が急激に減っていないか、定期的に点検しましょう。特に、地下にタンクや配管がある場合は、漏えいに気づきにくいので注意をしましょう。
  • 油水分離槽や排水処理施設の管理を徹底しましょう。大雨の影響で漏えいするという事例もあります。
  • 重機の油圧可動部の破損等ないか確認しましょう
  • 廃油などは、適正に管理、処分しましょう。
  • 万が一の場合に備えて、土のうや油吸着材などの資材を準備しておくとともに、定期的に事故を想定した訓練を実施しましょう。
  • 緊急連絡網を作成するなど、緊急時の体制を整備しましょう。

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