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水道管の凍結防止対策を行いましょう
水道管の凍結防止対策について
水道管にも冬支度を!
平成28年1月23日から25日にかけて、強い冬型の気圧配置となり、福岡県内を大寒波が襲いました。本市でも大雪と併せて40時間にわたって氷点下が続き、給水管などの凍結・破裂が相次ぎ、大量の漏水が発生しました。寒波の影響で水が出ないとどうなるのか、どのように予防・解決すればいいのか。大寒波を振り返り考えていきましよう。
Q.気温が何度くらいになったら水道管は凍りますか?
- マイナス4℃以下になったら要注意
気温が氷点下4℃以下になると水道管が凍結しやすくなります。また、屋外で、北側の日が当たらない場所、風当たりの強いところ、むき出しになっている水道管などは特に注意が必要です。
- 給湯器にも注意
給湯器は、内部に水を通す管があり、その管を温めてお湯にして必要な場所に給水しています。蛇口を止めても、給湯器内部や配管の中には水が残ります。この残った水が凍りついてしまうことがあります。凍結防止法はメーカーにお尋ねください。 - 長期間留守にする場合も要注意
旅行などで長期にわたって不在の場合や空き家・空き部屋をお持ちの場合、蛇口の立ち上がりやボイラーなどが凍結し破裂する恐れがあります。また、長期不在の場合は、「水道および下水道中止届」を提出しておくことも検討してください。 - 気象予報はこまめにチェック
寒くなるときは、前もってテレビやラジオの気象情報で注意を呼びかけています。また、日本気象協会が出している低温注意報や水道凍結指数も参考にするといいでしょう。雪が降るのは上空の温度がマイナス6℃以下・地上の気温が3℃以下の時なので、雪が降っていれば必ず水道管の凍結が起こるというわけではありませんが、雪が降っていなくても積もった状態が続く場合は要注意です。
Q.水道管が凍らないようにするにはどうすればいいの?
- 屋外水道管の防寒
屋外の蛇口やむき出しの水道管には、保温チューブや布などを巻きつけて保温してください。
また、ぬれないように上からビニールなどをかぶせるのも効果的です。
- メーターボックスの防寒
地下式のメーターボックスは、発泡スチロールを砕いたものや布や新聞紙をすきまに入れることで、内部の保温ができます。地上式のメーターボックスは段ボールで覆うのも簡単で効果的です。
※奇数月の1日から5日に、メーターの検針を行うため凍結対策が支障となることがあります。メーターの指針が読めなくなるような過度な凍結対策はご遠慮ください。ご協力お願いします。
- 水のチョロチョロ出し
水は流れていると凍結しにくいものです。お風呂などで割りばしの太さ程度の水をチョロチョロ出しましょう。もし、凍結で断水しても、この水がトイレなどに利用できます。
Q.水道管が凍って水が出ません。
- 自然にとけるのを待つ。
水道管の中の水が凍りついてしまっても、できることはあまりありません。外気温が上がってきて内部の氷がとけるまで待つしかありません。凍った状態で無理に蛇口をひねったりすると破損することがあるので注意しましょう。 - 凍った部分にタオルをかぶせぬるま湯をかける。
少しでも早く水を使いたいというときは、凍った場所にタオルなどをかけて触っても熱すぎないぬるま湯をかけてください。ヘアドライヤーの温風で温めてみるのも効果が期待できます。ただし、火災の恐れがあるのでドライヤーのスイッチを入れたままにして、その場を離れないでください。
水道管が破裂したらどうするの?
- 破裂箇所を確認し止水
水道メーターボックス内には家全体の止水栓があります。蛇口や水道管が破裂してしまったら、これを閉めて水を止めてください。止水栓が見つからないときは、破裂したところにタオルやテープなどをしっかり巻いて水が吹き出るのを防ぐなどの応急措置を行ってください。
- 水道事業者へ連絡
凍結破損などの修繕は、指定給水装置工事事業者に依頼してください。指定給水装置工事事業者の一覧表はこちらをご覧ください。また、アパートや借家などは、管理会社や大家に連絡してください。なお、緊急漏水時の水道当番業者は毎号広報紙に掲載しています。