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大賀家文書(市有形文化財 古文書)[二日市]
大賀家文書(おおがけもんじょ)とは、江戸中期から昭和前期の間において記された3万点を超える、主に郡方支配・村政及び酒造関係の史(資)料群です。昭和56年(1981)、福岡県教育委員会による「古文書等緊急調査 黒田藩政資料調査-旧筑紫郡域-」において、大賀家の蔵から発見されました。
大賀家は、延宝(えんぽう)元年(1673)創業の酒造家で文政(ぶんせい)3年(1820)から明治3年(1870)にかけて、代々、触口(大庄屋)、二日市村庄屋、町茶屋守、養育方、針摺村庄屋などを務めました。大賀家文書は、文政(1818年-)から安政(あんせい)(1854年-)頃の二日市村の庄屋・養育方の大賀清作と、慶応(けいおう)(1865年-)から明治4年(1871)頃に二日市触大庄屋(ふれおおしょうや)・触方(ふれかた)を務めた大賀嘉一郎、明治・大正期の大賀直次郎に関わるものが中心です。
福岡藩と郡村との係わり、旧御笠郡(筑紫野市・太宰府市・大野城市)の近世から近代史を研究する上で不可欠の史料群です。
書冊(長帳・小横帳) 2,931点
書綴(長綴) 5,392点
一紙・切紙・継紙・折紙等 17,319点
その他(ハガキ・包紙 ・封筒等) 5,974点
(美術資料・絵ハガキ1,035点を含む。)
計 31,616点

大賀家文書(一部)





