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堀池遺跡の道路遺構[二日市西]

記事ID:0002021 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示

 近年、筑紫野市では古代道の発掘が相次いでいます。これは全国的にみても珍しい状況ですが、JR二日市駅前の堀池遺跡においても古代道と考えられる遺構が見つかりました。遺物が出土していないため帰属年代は不明ですが、側溝と考えられる溝2条が約9メートル幅で並行しており、平安時代の墓地に先行する遺構でもあるため、古代道の可能性が高いと考えられます。

 主軸方位は35度東に斜行しており、大宰府条坊や条里の方位とはまったく異なるため、条里制による地割りが施行される以前に敷設された可能性があります。現段階ではその年代やルートの復元、遺構の評価には至っていませんが、引き続きその検証を行っていく必要があります。

 どこからどこへ向かう道なのか、北東へ向かう古代道、今も昔も交通の要衝であった筑紫野市を象徴的に示す遺構であると言えるのかもしれません。

JR二日市駅前の堀池遺跡の画像
JR二日市駅前の堀池遺跡

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