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立明寺のタブノキ(県指定天然記念物)[立明寺]
タブノキ「machilus thunbergil sieb.et zucc.」(タブ、イヌグヌ、楠仔木)は、クスノキ科の常緑広葉樹で、クスノキとともに暖帯を代表する照葉樹の一つです。主に東北以南の四国、九州、琉球、南朝鮮、台湾、中国の暖帯ならびに亜熱帯の海岸地帯に多く分布しています。
「立明寺のタブノキ」は、樹高16.4メートル、胸高周囲4.6メートルと生育は良好です。県指定天然記念物のタブノキは、朝倉町大字石成の「古塔塚のナンジャモンジャ」と言われているタブノキの1本だけでしたが、この立明寺のタブノキは樹高、幹周りともにそれを遥かにしのぎ、福岡県内でもたいへん珍しい大木のため新たに天然記念物に指定されました。
『筑紫野の指定文化財』より
立明寺のタブノキ