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武蔵寺跡(県指定史跡)[武蔵]
武蔵寺は、『今昔(こんじゃく)物語集』や『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』にも登場する著名な古代寺院です。
県指定有形文化財「紙本著色武蔵寺縁起(しほんちゃくしょくぶぞうじえんぎ)」には、創建者とされる藤原虎麿(ふじわらのとらまろ)にまつわる一連の伝説が5幅にわたって描かれています。
裏山では11基もの経塚(きょうづか)が確認され、出土品は「武蔵寺経塚群出土品」として市の有形文化財に指定されています。「大治(だいじ)元(1126)年」の銘が入った経筒(きょうづつ)が見つかっており、平安時代後期のものと考えられます。
境内には、市天然記念物「長者の藤」、市有形文化財「古石塔(こせきとう)」、「自然石梵字板碑(しぜんせきぼんじいたび)」、「木造十二神将(しんしょう)像」もあります。
武蔵寺の山門