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阿弥陀三尊板碑(市有形文化財)[岡田]
老松神社境内にあるもので、元々は鳥居のかたわらに建てられていました。近年の境内の整備に伴って、覆屋の中に移設されています。
自然石(砂岩)の一面を整形し、表面上部に3つの梵字を薬研彫(ぼんじやげんぼり)で表しています。中央が「キリーク」(阿弥陀如来(にょらい))、右下が「サ」(観音菩薩(かんのんぼさつ))、左下が「サク」(勢至(せいし)菩薩)を意味します。
板碑を建てる行為は、平安時代末から中世にかけて行われた仏教作善で、日本全国に残されています。
阿弥陀三尊板碑実測図