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武蔵寺経塚群出土品(市有形文化財)[武蔵]

記事ID:0001984 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示

 経塚とは、仏教の経典(きょうてん)を埋納(まいのう)したところで、末法(まっぽう)の世まで経典を保存し極楽往生(ごくらくおうじょう)することを願って、10世紀終わりごろから造られるようになったものです。

 武蔵寺経塚群は、武蔵寺西側の通称「堂山(どうのやま)」と呼ばれる小山の頂にありましたが、昭和40(1965)年ごろに「寛治(かんじ)8(1094)年」「武蔵寺」の銘が入った2本の経筒(経典を納めた容器)が盗掘(とうくつ)されたため、昭和43(1968)年4月と9月、昭和53(1978)年11月の3回にわたって発掘調査が実施されました。その結果、新たに11基の経塚が確認され、大治(だいじ)元(1126)年銘の1本を含む計7本の経筒と、青白磁(せいはくじ)香合(こうごう)、和鏡、銅鈴、須恵器などの遺物が出土しました。

 武蔵寺経塚群は、学術的な発掘調査によって確認された稀有(けう)なものであり、北部九州の経塚研究の基本資料とされています。

武蔵寺経塚群出土経筒、外容器
前列左から第2・4・5・8・11号経筒。後列は経筒を収める外(がい)容器

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