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「和銅八年」刻書須恵器(市有形文化財)[二日市中央]

記事ID:0001881 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示

 大宰府(だざいふ)条坊跡の推定羅城門(らじょうもん)に近い場所で、「和銅」の年号をヘラ描きした須恵器の破片が見つかりました。これは大甕の口の部分で、和銅8年は西暦の715年にあたり、9月に霊亀(れいき)元年に改元されています。

 年号の上にはもう1文字あって、甕を表す「ミカ(瓦偏に長)」と見られる文字が刻まれていることから、古代の「調(ちょう)」(税として納める地域の特産品)として筑前国で生産された器物であることがわかります。和銅の年号を持つ須恵器は、大野城市牛頸(うしくび)にあるハセムシ窯跡群からも見つかっています。

 西海道(さいかいどう)の調は、大宰府を経由して都へ送られており、窯から大宰府へ運ばれる際に何らかの事情で投棄されたものと考えられます。

和銅八年のヘラ描き須恵器の画像
和銅八年のヘラ描き文字を持つ須恵器

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