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金属器時代の到来(青銅製鋤先・永岡岸元遺跡[永岡])
弥生時代の農耕具の1つである「鋤」の先につけて使ったものです。鋤は土を掘り起こす道具で、現代のスコップにあたります。もとは木だけで作られていましたが、金属器が伝来すると、日本でも(金属製の)刃を装着するようになりました。これにより、農作業の効率が格段に上がったと考えられます。青銅製鋤先はその初期にみられるものですが、出土例は少なく、のちには鉄製のものが主流を占めるようになります。農具の歴史を知るうえで重要なものです。
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弥生時代の農耕具の1つである「鋤」の先につけて使ったものです。鋤は土を掘り起こす道具で、現代のスコップにあたります。もとは木だけで作られていましたが、金属器が伝来すると、日本でも(金属製の)刃を装着するようになりました。これにより、農作業の効率が格段に上がったと考えられます。青銅製鋤先はその初期にみられるものですが、出土例は少なく、のちには鉄製のものが主流を占めるようになります。農具の歴史を知るうえで重要なものです。