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山家宿の恵比須石像(市有形文化財)[山家]

記事ID:0001834 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示

山家宿の恵比須石像

 この恵比須石像は山家宿中(なかん)茶(ちゃ)屋(や)(長崎屋)前の長崎街道沿いに所在するもので、前面に恵比須像、背面に由来となる銘文(めいぶん)が彫られています。

恵比須

 「ひげ」「福耳」「垂れふくれた頬」がないのが特徴で、狩衣(かりぎぬ)を装い、折り曲がる立(たて)烏帽子(えぼし)をかぶっています。鯛は横長で表現され、尾の部分に紋(もん)が彫られています。恵比須の表現としては古い様相を呈していると考えられます。

 主に陰刻(いんこく)(線彫)によって造られていますが、石材の起伏を利用して、岩の上に座っているような表現もされています。

銘文

 慶(けい)長(ちょう)16(1611)年10月上旬に桐山(きりやま)丹波守(たんばのかみ)が山家宿を創建し、寛永(かんえい)10(1633)年に志(し)方(かた)彦(ひこ)太(だ)夫(ゆう)がこの恵比須石像を建立したことが記されています。

 桐山丹波守は、黒田二十四騎の一人で、山家宿初代代官となった人物です。志方彦太夫はその与(よ)力(りき)とされています。

 長崎街道筑前六(む)宿(しゅく)のひとつである山家宿の成立に関する史料で、本市の交通史を研究する上で欠くことのできないものです。

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