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環境指標の森「天拝の森」に生息する生きものを紹介します!

記事ID:0011261 更新日:2021年3月26日更新 印刷ページ表示
環境指標の森の一つである、「天拝の森」には、多くの生物が生息しています。
現在、市の公式youtubeチャンネルで公開している「天拝公園のいきものたち」では、夏から秋にかけて見ることのできる生きものたちを紹介しています。
動画で紹介した生物の一部について、特徴を詳しく紹介しますので、ご覧ください!

生きものの名前と特徴

1.アブラゼミ

アブラゼミの写真
お腹の中にある「発音筋」という筋肉を伸び縮みさせ、発音板を上下させて音を出す。胸には共鳴室というがらんどうの空間があり、そこでセミは音を拡大し、大きな音を出すことができる。(海野 和男 (2010年)『昆虫顔面図鑑[日本編]』,実業之日本社.)

2.モノサシトンボ

モノサシトンボの写真
イトトンボ型のトンボのなかでは大型種で、腹部各節の前端に青いリング状の紋があり、これを「物差し」の目盛りに見立てて名づけられた。(井上 清/谷 幸三(1999年)『トンボのすべて』,トンボ出版.)

3.ネムノキ(ネムの木)

ネムの木の写真
夕刻に開花し、翌日の昼過ぎまで咲き残る。夜になると羽状複葉の小葉が互いに合わさるように閉じることから、夫婦和合、家内平和の象徴としてよく庭木にされたという。芽吹きがおそく、枯れてしまったのではないかと思うほどおそい。これも名の由来を示すものだという人もいる。(菱山 忠三郎(1998年)『花木ウォッチング』,株式会社講談社.)

4.コフキトンボ

コフキトンボの写真
シオカラトンボを一回り小型にしたようなトンボ。枝先や葉先などを軽くつまんでフワッととまり、静止しているが、夜眠るときはぶらさがるような体制になる。(井上 清/谷 幸三(1999年)『トンボのすべて』,トンボ出版.)

5.カツラ

カツラの写真
カツラの写真(甘い匂いのする葉)
花が終わると新緑となり、ハート形の葉を広げる。この葉は秋には黄葉し、晩秋に落葉する。落葉のころ、ほのかに甘味を感じるにおいがする。(菱山 忠三郎(1998年)『花木ウォッチング』,株式会社講談社.)

6.ウシガエル

ウシガエルの写真
食肉用に移入され、冷凍肉が缶詰として輸出されていたが、養殖業が廃れると逃亡等により各地でみつかるようになった。メスを呼ぶための鳴き声が騒音公害にもなっている。アメリカザリガニ、昆虫、ネズミも食べ、共食いもする。環境省の特定外来生物に指定されている。(関 慎太郎(2018年)『野外観察のための日本産 両生類図鑑 第2版』,株式会社緑書房.)

7.クロヒカゲ

クロヒカゲの写真
緑縁部のクヌギやコナラなどの樹液によく集まり、オスは午後から夕方にかけて日当たりのよい場所で占有行動をとる。(特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会(2012年)『フィールドガイド 日本のチョウ』,株式会社誠文堂新光舎.)

8.カナヘビ(ニホンカナヘビ)

カナヘビの写真
自切する尾を持つが、質感からも分かるように、触っただけで切れそうなトカゲほど簡単には切れない。カナヘビの名前の由来は諸説あるが、「尾が長く褐色のヘビ」、「可愛いヘビ」等からとられたと言われている。(関 慎太郎(2016年)『野外観察のための日本産 爬虫類図鑑』,株式会社緑書房.)

9.メジロ

メジロの写真
求愛の季節に、オスは美しい声で歌いながら頭を左右に動かしメスを誘う。そのとき、目の周りを縁取るアイリングが太陽の光を受けて輝き、アピールの効果をもたらす。「目白押し」という言葉は、群れで木にとまるメジロの様子から生まれたと言われるが、実際にはこぢんまりと夫婦でいることのほうが多いよう。(中村 文/吉野 俊彦(2014年)『ときめく小鳥図鑑』,大日本印刷株式会社.)

10.イナゴ

イナゴの写真
漢字で「稲子」と書く。昔は稲が実ったころに害虫駆除をかねてイナゴ採りが盛んに行われた。タンパク源の不足しがちな山間部などでは、食料として佃煮などにして食べられている。(海野 和男 (2010年)『昆虫顔面図鑑[日本編]』,実業之日本社.)

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