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住民基本台帳ネットワークシステム
平成14年8月5日、住民基本台帳法の一部を改正する法律が施行され、全国の市区町村を結んだ住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)がスタートしました。
住基ネットとは
全国の市区町村と都道府県、地方公共団体情報システム機構を専用の情報通信網(ネットワーク)で結び、全国の行政機関が相互に情報を共有できる新たな仕組みです。
共有する情報は、住民基本台帳の氏名・生年月日・性別・住所・住民票コードなどで、住民サービスにかかわる、法律に定められた行政事務に限定して利用されます。
これにより、住民サービスの向上、行政事務の効率化を図ることができます。
住民票コードについて
- 住民票コードは住所、氏名などに変更があっても番号は変わりませんが、本人の申出によって、いつでも変更することができます。ただし、本人確認できるもの(住民基本台帳カード、免許証、パスポート、保険証など)が必要となります。なお、番号を指定することはできません。
- 住民票コードは暗証番号ではありません。普段使用することはほとんどありませんが、今後行政機関への届出や申請のときに求められることがあります。
- 住民票コードを民間が使用することは、法律で禁止されています。
※住民票に記載される外国人の住民票コードは平成25年7月に付番しています。
個人情報の保護対策
住基ネットでは、みなさんの大切な個人情報を取扱うため、制度面、技術面、運用面などあらゆる面で厳重に個人情報を保護しています。
- 都道府県や指定情報処理機関※が保有する情報は、氏名・生年月日・性別・住民票コード・付随情報などに法律で禁止されています。
- 法令により、情報の提供先と利用目的を明確に規定するとともに、民間での住民票コードの使用を禁止しています。
- 通信には専用回線を使用し、ファイアウォール(不正な接続を防止する装置)などを設置します。また、情報は暗号化されています。これらにより外部からの不正侵入や情報の漏えいを防止します。
- 市区町村や都道府県、指定情報処理機関のシステム操作者に守秘義務を課し、刑罰を加重します。
※指定情報処理機関
住基ネットの円滑な運営を行うために、総務大臣により指定された機関で、住基ネットを24時間監視しています。地方公共団体情報システム機構が指定されています。
住民基本台帳ネットワーク二次サービスについて
平成15年8月25日より住民票広域交付のサービスが始まりました。
リンク
- 総務省ホームページ<外部リンク>
- 福岡県庁ホームページ<外部リンク>