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筑紫神社の粥占祭
全般判断、今年は「中の下」
粥に生えたカビの量や色から、その年の農作物や気候などを占う「粥占祭」が筑紫神社で行われました。
この行事は、200年以上前から続いていると考えられており、市の無形民俗文化財に指定されています。
粥占判定員の皆さんが生えたカビを慎重に観察した結果、全般判断は「中の下」とされました。
粥占祭の手順
2月15日に神職が粥を焚いて鉢に盛り、その上に箸を十文字に載せ、東西南北に仕切ります。
東が豊前、西が肥前、南が筑後、北が筑前で、それぞれに国名札を立て、木箱に入れて封印をし、神殿に納めます。
3月15日、神殿から粥箱を下ろして開き、神職と氏子でカビの生え具合を見て、それぞれの方角の吉兆を占います。