ブロック塀の安全対策
平成17年3月20日に発生した福岡県西方沖地震や、平成28年4月14日、16日に発生した熊本地震、また、平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震などでは、多くのブロック塀の倒壊により、多数の死傷者が発生しています。
倒壊したブロック塀は、死傷者を出すだけではなく、道路をふさぎ、被災者の避難や救助活動の妨げとなる場合があります。
このような事態が起きないよう日頃から安全点検を行うことは所有者の責任です。
次のチェックポイントを参考にブロック塀の点検をしてみましょう。
自己診断の方法
主なチェックポイントは次のとおりです。気になる点が1つでもあれば塀を造った施工者や、建築士などの専門家に相談しましょう。
- 塀の中に鉄筋が入っていますか?
塀の中に直径9ミリメートルの鉄筋が縦横ともに80センチメートル間隔に入ってるか確認してください。 - 塀の傾き・ひび割れはありませんか?
塀が傾いていたり、ひび割れていたりしていませんか?また、鉄筋が錆びていないか調べてください。 - 塀の高さが高すぎていませんか?
塀の高さはが、地盤面から2メートル以下か調べてみてください。 - 鉄筋コンクリートの基礎はありますか?また、根入りの深さは十分ですか?
鉄筋コンクリートの基礎は、地盤面から30センチメートル以上の根入れがされていることが必要です。
(「根入れ」とは、基礎のうち土の中に入っている部分のことをいいます) - 控壁(ひかえかべ)はありますか?
高さが1.2メートルを超える場合は、塀の長さ3.4メートルごとに控壁が必要です。また、控壁の長さは、40センチメートル以上か確認してください。
ブロック塀に関する資料
所有しているブロック塀が人を傷つけないように適切な対策をお願いします。
また、自分のブロック塀ではない場合でも、危ないブロック塀がある場所が分かっていれば、避けて通るなどの対策は立てられます。
身近なブロック塀の点検に役立ててください。
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