【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢や市民のニーズを把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施する予定です。
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通算42回目となる移動市長室を、岡田公民館で開催し、岡田地区の高齢者生活支援ボランティア団体と懇談を行いました。公民館長および4団体から合計16人の皆様に出席していただきました。 この日、懇談を行った4団体は、岡田地区において公民館を拠点として、高齢者の生活支援などのボランティア活動を行っています。岡田区は、従来からの住民と新しく転入してきた住民が混在する住宅地で、人口2,016人、726世帯、高齢化率は8.58%(平成26年9月30日現在)と市内で一番低い数字ですが、独居高齢者を含め、近隣住民との付き合いが希薄になりがちな高齢者の暮らしを見守ることを目指して、それぞれの団体が活動に取り組んでいます。 懇談では、各団体の活動内容や共通する課題について報告を受けた後に、団体ごとに質疑応答を行い、活動に至った経緯や課題、今後の展開などについて理解を深めることができました。 いきいき福祉サロン「たんぽぽの会」は、平成10年10月に設立され、毎週月曜日、元気高齢者を対象に、岡田公民館またはカミーリヤグラウンドで活動されています。皆で予定を計画し、交替での食事当番や掃除など、できることを自分たちで行い合うという自主性を大切にしてあり、高い参加率につながっています。 いきいき福祉サロン「よりあいカフェ」は、生きがい通所対策事業を前身として平成24年4月に設立され、毎週水曜日、平均年齢80歳の独居高齢者を対象に、岡田公民館で活動されています。週代わりで内容を構成し、支援スタッフが食事の準備をしてありますが、支える側にとっても励みとなっているとのことでした。 岡田サポート倶楽部は、平成25年4月に設立され、地域の高齢者が安心して生活できるように支援するため、電球の取替・粗大ゴミの処理・屋内掃除・除草作業などの活動を行ってあります。会員の経験や知識を結集し、無理をせずに楽しみながらをモットーに、平成25年度は39件の依頼を受けられました。 独書会は、公民館に文化的教室がなかったことから、平成23年に立ち上げられ、毎週火曜日、岡田公民館を主に、地域行事の場で活動されています。会員のやる気と個性を活かし、温故知新の精神で、岡田地区の新旧住民の架け橋となれるよう、柿渋染めや紙芝居、しめ縄づくりなど行ってあります。 その後、行政をより身近に感じてもらうため、本年度予算や高齢者生活支援に関係する市の事業について、説明を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 和やかな懇談会の中で、本当に一生懸命皆さん方が岡田地区のことを考え、一緒になって、まちづくりをしていただいている、その取り組みがよく理解ができて、本当によい移動市長室だったと感謝をしているところでございます。 非常に内容の濃いよいお話の中から、これからのサロン、あるいはこれからのまちづくりに大きい示唆をいただいたとありがたく感じ取りました。 皆様、どうもありがとうございました。
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。(326kbyte)