通算35回目となる移動市長室を、三地区公民館(中央・栄町・昭和共同施設)で開催しました。三地区公民館合同事業等について懇談を行い、廣瀬征一 昭和区長、宮澤喜久男 栄町区長、田原すま子 中央区長をはじめ22人の地域の皆様に出席していただきました。
中央区・栄町区・昭和区は筑紫野市の中央から北側に位置し、JR二日市駅、西鉄二日市駅から徒歩圏内の非常に交通の利便性が高い地域です。平成26年3月末現在の人口は中央区406人、223世帯、栄町区322人、185世帯、昭和区436人、193世帯となっています。かつて二日市は、日田街道の宿場町として栄え、宿場の特徴であるL字型の道筋が今も中央通り商店街に残っています。明治時代に入ると、中央通りには馬車鉄道が通り、大正13年に現在の西鉄電車が開通するまで、天満宮への道のりを行き来していました。二日市八幡宮の神木大イチョウは昭和59年に市の天然記念物の指定をしました。この大イチョウには島津勢が攻め入った際に、老婆が身を呈して伐採から守ったという逸話があります。このように近世の面影を現在に残しながら、住宅や商業の中心として栄えてきた地区です。
この日の移動市長室では、スライドを用いて、「三地区自主防災避難訓練」、「登下校見守りたい」、「夜間パトロール」、「三地区合同敬老会」について説明を受けました。三地区自主防災・防犯会の設立後、定期的に防災訓練を実施してあることや市役所入り口交差点における交通指導のこと、合同敬老会での厳粛かつ笑顔あふれる様子などから、人と人との温かい繋がりづくりに努めてあることがわかりました。 そのほかにも、通学路における安全確保、二日市中央通り商店街周辺道路の改善についてなど地域生活における課題や要望について意見交換を行いました。 その後、行政をより身近に感じてもらうため、本年度予算や三行政区に関連する市の事業について、市長から説明を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
|