【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢や市民のニーズを把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施する予定です。
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通算66回目となる移動市長室を開催しました。筑紫野市身体障害者福祉協会と懇談を行い、河内会長をはじめ、役員の皆様6人に出席していただきました。 筑紫野市身体障害者福祉協会は、障害のある人も地域社会の一員として、あらゆる社会活動に対等に参画し、活動できる拠り所をつくりたいとの願いから、昭和30年に設立、現在では、身体障害者相談員による相談事業や地域の福祉・行政への参画、障害者への理解を深める勉強会、市が委託した障害者スポーツ教室事業、その他スポーツ活動・文化活動などの実施を行っており、平成29年2月現在の会員数は200人です。 懇談では、協会の活動目的やあゆみ、活動状況、課題についてスライドを使って説明を受けました。 スポーツ教室をほぼ毎月実施し、フライングディスク、ダーツ、ゲートボール、グラウンド・ゴルフ、風船バレー、ボウリングなどに日ごろ外出が少ない会員も一生懸命参加、お互いを思いやりながらの運動には安心感と満足感があるとともに得点したときにはたくさんの笑顔が見られるという説明がありました。毎月第2水曜日に開催の「お気楽会」は、今年1月で84回を数え、和やかな雰囲気の中、お茶とお菓子を楽しみながら情報交換などをしていること、カミーリヤフェスティバルには、役員たちが中心となって焼き鳥店を出店、協会の周知や他の福祉団体のがんばりを見られるよい機会であること、バスハイクは、広報ちくしのに募集記事を掲載して障害者手帳受給者の非会員にも呼びかけ、日ごろ単独での外出が困難な人も非常に楽しみにしている行事であるとの報告がありました。 そして、小学校の総合学習に参加して障害についての理解を深めてもらう取り組みを行っていることやピアサポート養成講座などの会員に対する研修により資質向上に努めていること、さまざまな活動を通して障害者の社会参加と会員相互の交流・絆づくりを目指しているということを伺いました。 それから、外見ではわかりづらい聴覚障害者の悩みや小学校での総合学習への参加の広がり、身体障害者は増えているものの協会への新規加入に結びついておらず会員の高齢化が進んでいるという課題などをお聞きしながら、意見交換を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 懇談をさせていただきまして、皆さん方の活動が障害のある方にとって心地よい居場所づくり、あるいは不安の解消、さらには地域における障害についての啓発に多大な貢献をされていることを改めて認識させていただくとともに、そのご努力に感銘を受けたところです。「障害者がありのままで、社会の一員として正しく理解してもらう」ことへの皆さんの熱い思いが伝わってまいりました。 今日の移動市長室を有効に使わせていただき、市としても共生社会の実現に努めてまいりますので、皆さんのより一層のご協力をお願い申し上げます。ありがとうございました。
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。(237kbyte)