【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢や市民のニーズを把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施する予定です。
過去の「移動市長室」を見る
通算49回目となる移動市長室を、俗明院区公民館で開催しました。萩尾区長をはじめ、小中学生やその保護者、地域の皆様、計40人に出席していただき、子ども会活動について懇談を行いました。 俗明院区は、筑紫野市のほぼ中央の平野部に位置し、交通の便がよいことから、人口の増加が続いています。平成27年3月31日現在、人口3252人、1346世帯が暮らしており、15歳未満の子どもの占める割合は17.3%(市全体15.0%)となっています。 懇談では、俗明院区の概要と子ども会(子どもクラブ)について報告を受けました。 区の概要では、子どもから大人までいきいきとした活気のある俗明院にしたいという思いを『輝け!俗明院(1)「輪」をつくろう(2)環境を良くしよう(3)平和』というテーマに表し、さまざまな行事に取り組んでいることを伺いました。 俗明院区の子ども会では、加入者が地区内在籍児童数の約3分の1まで減少、家庭事情による行事不参加や同じ地域行事に参加しているにも関わらず生じる待遇差、地域への関心の希薄化といった課題がありました。地域の子どもたちが平等に参加できないかという検討を重ねた結果、平成26年度に任意加入から全員加入の全員子ども会体制へ移行し「俗明院子どもクラブ」として活動を始められました。会費徴収を廃止し、子どもらしい発想と行動を重視し地域に密着しながら月に1行事程度の活動を行っています。出席の子どもからは「皆で企画して、全部楽しかった」という感想が聞かれました。 そして、市長と子どもたちとの意見交換を行い、子どもたちからは、子どものころにどんな遊びをしていたかといった質問などが、市長からは、活動ではどんなところが楽しいか、会長として大変なところはあるかといった質問などが出され、和やかな雰囲気の中で交流の時間を持つことができました。 その後、行政をより身近に感じてもらうため、予算や俗明院区に関連する市の事業について説明を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 今日は長時間に渡りまして、通算49回目の移動市長室を俗明院の子どもたちと一緒にすることができたことを非常に感謝しております。 特に萩尾区長をはじめ、携わられてある老人クラブ、あるいは民生委員・福祉委員の皆さん方も含めて、子どもたちの健全育成に全力を投入してあるその姿に感銘を受けました。 今後とも「子どもは地域の宝」という俗明院の精神を市の行政の中に生かして、子どもの育成に努めてまいりたいと思っております。 俗明院区の皆様、ありがとうございました。
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。(303kbyte)