【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢や市民のニーズを把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施する予定です。
過去の「移動市長室」を見る
通算47回目となる移動市長室を、筑紫駅前通公民館で開催しました。幸田自治会長、金丸区長をはじめ、22人の地域の皆様に出席していただき、自治会活動について懇談を行いました。 筑紫駅前通区は、筑紫野市の中央より南東側、西鉄筑紫駅東口から宝満川沿いに位置し、開発により平成1年から入居が開始された戸建を中心とした団地です。平成27年3月31日現在、人口2474人、968世帯が暮らしており、65歳以上の高齢者の占める割合は17.7%(市全体22.0%)となっています。 この日の移動市長室では、「地域の絆づくり」をテーマに、自治会・各団体の概要と「いきがいづくりステーション」について報告を受けました。 自治会・各団体の概要としては、自治会の主な活動や老人クラブ「宝満会」、いきいきサロン「福の会」、「子ども会・育成会」、また、ボランティア団体で宝満川の草刈り活動を行う「草友会」、防犯パトロール活動を行う「防犯協力会」の紹介を受け、日頃より子どもから高齢者まで交流を図りながら自治会内の絆づくりに取り組んであることを伺いました。 いきがいづくりステーションは、平成21年に発生した独居高齢者の事故をきっかけに平成22年4月に立ち上げられたサークルで、平成27年度は運営員13人と登録者72人で活動してあります。「歳をとってもこの町でいきがいを持ち、孤立せず楽しく暮らしていこう」という目的達成のため仲間づくりを実施していること、初年度実績は5行事、延べ150人の参加が、平成26年度はグラウンドゴルフや女性のための麻雀講座、演芸会など10行事、52回、延べ1155人と5年経過し企画運営力や認知度の向上により大幅な増加が見られ仲間づくりができてきたこと、必要だと思うことを自分たちが楽しみながら実践しているという活動に対する思いなどを伺いました。 そのほかに、道路や樹木の維持管理についての要望、草刈り機購入への補助、高齢化への対応についてなど地域生活における課題について意見交換を行いました。 その後、行政をより身近に感じてもらうため、予算や筑紫駅前通区に関連する市の事業について説明を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 今日は、筑紫駅前通の活発な活動について話を聞くことができました。特に、いきがいづくりステーションの報告は、他の行政区には見られないような特色ある活動であり、とてもいい説明で、感動しました。 「地域の絆をつくるため、自分たちのできることを、できる範囲でやる」という活動の姿勢は、今後、市の施策として進めていきたい共助社会づくりに際して、参考にさせていただきたいと思いました。 筑紫駅前通自治会の皆様、どうもありがとうございました。
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。(328kbyte)