【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢や市民のニーズを把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施する予定です。
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通算46回目となる移動市長室を、宮の森公民館で開催しました。齊藤区長をはじめ19人の地域の皆様に出席していただき、世代をつなぐまちづくりについて懇談を行いました。 宮の森区は、筑紫野市の中央より北側の宝満山の南の麓、太宰府市との市境に位置し、昭和48年からの開発により独立した行政区となりました。平成27年3月31日現在、人口1211人、500世帯が暮らしており、65歳以上の高齢者の占める割合は36.3%(市全体22.0%)となっています。 この日の移動市長室では、「宮の森にこにこ元気教室」に参加させていただきました。元気教室は、平成23年度に行政区対象の介護予防事業として始まり、その後、独自事業として継続されている高齢者対象の健康教室です。運動サポーター指導の下、タオル体操やラダートレーニングなどを一緒に体験し、和やかで楽しい時間を過ごさせていただきました。 懇談では、世代をつなぐまちづくりをテーマに、継続的に実施されている福祉活動と2年前から取り組まれている町内会の組織・運営改革事例の報告を受けました。継続的活動としては、元気教室をはじめ、15周年を迎えた「いきいきサロン宮の森朋友会」、「子育てサロン森っ子くらぶ」も7年の実績を重ね保護者同士の交流に役立っているとのことでした。そして、高齢社会への対応強化のため民生委員・福祉委員・隣組長が一体となった「宮の森みまもり隊」の結成、「宮の森あんしんカード」の全戸配布、活動的なシニア世代が集う「シニア会」の発足、世代間交流会議から生まれた新しい行事の実施など、さまざまな方法で再活性化をめざした取り組みを開始、推進していること、また、その中から見えてきた課題などを伺いました。 そのほかに、公園遊具の点検、可燃物以外のごみ収集の方法、高齢者に対する交通網についてなど、地域生活における要望や課題について意見交換を行いました。 その後、行政をより身近に感じてもらうため、予算や宮の森区に関連する市の事業について説明を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 今日は、私も元気教室に参加させていただいて、皆さんと一緒に健康的な汗をかき、しっかりパワーをいただきました。地域皆で一緒になって健康寿命を延ばそうという試みであり、いい活動をされてあるなと感じました。 また、懇談では、地域の絆を深めながら、区長を中心にしっかりした組織を作りながら進めてある非常にユニークで、また、大事な事業がよくわかり、大変勉強になりました。 宮の森区の皆様、本当にありがとうございました。
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。(311kbyte)