【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢を把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施しています。
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通算31回目となる移動市長室を、針摺公民館で開催しました。針摺区の皆様と地域行事について懇談を行い、服部区長をはじめ25人の地域の皆様に出席していただきました。 針摺区は、人口3094人、1422世帯(平成25年10月1日現在)が暮らしており、筑紫野市の中央付近に位置し、国道や鉄道が縦断している、住宅地と商業施設が混在している地域です。 針摺には、菅原道真がこの地で斧を摺って針にしている翁に会ったという伝説があり、斧を摺っていた石を「針摺石」といいます。これが地名の由来といわれており、針摺石は現在も区内に置かれています。 針摺区には旧日田街道が通っており、その大部分が現在においても生活道路として利用されています。日田街道は別名を朝倉街道ともいい、江戸時代は九州各地の諸大名をはじめ文人や商人などの往来で賑わいました。 この日の移動市長室では、公民館運営委員が行っている夜間パトロールの取り組みの際に、重点を置いている場所である神社・公園などの視察を行いました。夜間パトロールは地域住民とのあいさつの機会づくり、不審者等へのけん制を目的として定期的に行われています。 懇談では、針摺区の7つの行事「公民館まつり」「防災教室」「街道夏まつり」「敬老会」「市民体育祭」「文化祭」「餅つき大会」の紹介があり、地域行事が活発に行われている様子の説明を受けました。 また、筑紫野市が進めている地域コミュニティの再編や、市役所庁舎などについての意見交換を行いました。その後、行政をより身近に感じてもらうため、本年度予算や針摺区に関連する市の事業について、市長から解説を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 針摺区は世帯数が1400を超える比較的大きな行政区ですが、服部区長をはじめ、各団体の皆様、住民の皆様が一体となり、夏まつりや文化祭など、公民館を中心として地域住民が参加しやすい、温かみのある活動をされている姿を拝見し、力強く感じました。 また、夜間パトロールにおいての地域住民やすれ違う人への「こんばんは」「ごくろうさま」などの積極的な声掛けにより、人と人との繋がりが生まれ、暮らしやすいまちづくりにつながっていることを改めて確認させていただきました。 皆様の温かい雰囲気をこれからの施策に取り入れ、住みたい、住み続けたいまちづくりを進めてまいりたいと思います。 針摺区の皆様、まことにありがとうございました。【左は、移動市長室での市長あいさつの動画です(※音声が出ます)】
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。 (255kbyte)