【移動市長室とは】 市長が自ら各地域へ出向き、市内で活動する団体やグループと身近なテーマについて対話を行うことで市の情勢を把握し、今後の市政に生かすことを目的としており、月1回程度実施しています。
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通算26回目となる移動市長室を、西吉木公民館で開催しました。西吉木区の皆様と環境保全活動やいきいきサロン活動について懇談を行い、桑山区長をはじめ29人の地域の皆様に出席していただきました。 西吉木区は筑紫野市の北東部に位置し、三郡山地の宝満山南側、宝満川に並行した主要道路を挟んで水田の広がる地域です。御笠コミュニティセンター、吉木小学校などがあり、平成25年8月31日現在では人口555人、204世帯が暮らしています。 この日の移動市長室では、「宝満川を守る西吉木の会」の皆様が9月下旬に草刈を行った宝満川河川敷の視察を行い、地域や宝満川に関する説明を受けました。 その後の懇談では、「宝満川を守る西吉木の会」と「西吉木いきいきサロン」の概要や活動状況を説明していただきました。 「宝満川を守る西吉木の会」は、宝満川の清掃ボランティア活動で河川を美化し、また、子どもたちが遊ぶことができる清流を取り戻し、住民同士の融和を図ることを目的に平成14年から活動を開始し、168人で構成されています。宝満川河川敷の草刈や清掃、不法投棄防止啓発活動などを主に、「ほうげんぎょう」などの地域行事や、地域の子どもたちとの交流など多岐にわたる活動をされています。 「西吉木いきいきサロン」は、平成15年からスタートし、体操教室や映画会、バスハイクなどの活動、催しを行っており、回覧板や老人会などで活動日程や内容を周知し、広く参加者を募っています。地域の高齢化に伴い、地域全体で高齢者を見守ることを目的に活動されています。 また、AED設置や県道の整備など、地域生活における課題や要望について意見交換を行いました。その後、行政をより身近に感じてもらうため、本年度予算や西吉木区に関連する市の事業について、市長から解説を行いました。 懇談の中での提案や意見は、可能なものについては実施に向けて検討を進めるとともに、今後の市政に生かしてまいります。
【市長の一言】 西吉木区の皆様が一体となり、宝満川の清掃活動や青少年育成、高齢者の見守りを地域全体で行っていこうという意識の高さに感銘を受けました。いずれの取り組みもボランティアにより成り立っていることに、改めて頭が下がる思いがいたします。 宝満川河川敷の視察は、あいにく小雨が降る中でとなりましたが、きれいに草が刈られており、地元の皆様のご尽力により宝満川の環境が保たれているのだと感じました。活動当初に比べ不法投棄の数も減っているとのお話しを聞き、皆様の活動が実を結びつつあることに私も嬉しく思います。 懇談の中で出されました思いや願いを真摯に受け止め、市民と行政が一体となった協働によるまちづくりを進めてまいりたいと思います。 西吉木区の皆様、本当にありがとうございました。【左は、移動市長室での市長あいさつの動画です(※音声が出ます)】
【議事録】 懇談会の議事録はこちらからご覧ください。 (259kbyte)