この指定物件は、筑紫野市南部の小郡・筑紫野ニュータウン事業計画に先立つ、埋蔵文化財発掘調査により発見された出土品で、弥生時代の中期前半から後半にかけての祭祀及び首長墓の変遷を示す資料です。指定物件の内訳は、 (1) 第3地点109号甕棺墓(かめかんぼ)の副葬品で、細形銅剣1本、諸岡型貝輪8個。弥生時代中期 前半の資料です。 (2) 第13地点23号甕棺墓の副葬品で、鉄戈1本、及び鉄剣1本、前漢鏡1面、立岩(たていわ)型貝 輪41個。弥生時代中期後半の資料で、首長の世代交代を反映しています。 (3) 第7地点出土の一括埋納銅戈(どうか)23本、及び銅戈群に付属すると考えられる2個体の 蓋付壺( ふたつきつぼ)で、弥生時代中期末から後期初頭の特殊な祭祀の一例をうかがい知ることがで きる資料です。 以上が国指定有形文化財に指定されており、その他に出土した (4) イモガイ製貝輪、ゴホウラ製貝輪、鉄鏃、鉄製品、銅鏃、磨製石鏃、石戈、石剣、 勾玉、管玉、ガラス小玉、銅剣嵌入人骨 計166点 が県指定文化財に指定されています。 [『筑紫野の指定文化財』より]